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今回も経費の処理について書きたいと思います。
今回は棚卸減耗費についてです。
材料や製品などの在庫を調べてみると
本来のあるべき数量よりも倉庫の中の実際の数量の方が少ないことがあります。
この数量の差を棚卸減耗といい、金額は 数量の差×単価 で計算されます。
管理を厳密にすればするほどコストがかかることになります。
一定の数量までの棚卸減耗はどうしても避けられないものです。
このような正常な状態の棚卸減耗のうち、材料に関して考えてみます。
なお、製品については、商業簿記の商品の棚卸減耗と同じです。
棚卸減耗費は材料が減少するため、材料勘定の貸方に記入されます。
(例)棚卸減耗費の当月発生額は500円だった。
- 費目別勘定を設ける方法
(借) 棚卸減耗費 500 (貸) 材 料 500 - 経費勘定を統制勘定として設ける方法
(借) 経 費 500 (貸) 材 料 500 - 費目別勘定も経費勘定を統制勘定としても用いない方法
(この場合、製造間接費勘定を統制勘定として用います。)
(借) 製造間接費 500 (貸) 材 料 500
T字勘定に記入すると次のようになります。
1.費目別勘定を設ける方法
| 棚卸減耗費 | |
| 材 料 500 | |
| 材 料 | |
| 仕掛品 ××× 製造間接費××× 棚卸減耗費 500 |
|
2.経費勘定を統制勘定として設ける方法
| 経 費 | |
| 材 料 500 | |
| 材 料 | |
| 仕掛品 ××× 製造間接費××× 経 費 500 |
|
3.費目別勘定も経費勘定を統制勘定としても用いない方法
(この場合、製造間接費勘定を統制勘定として用います。)
| 製造間接費 | |
| 材 料 ××× 材 料 500 |
|
| 材 料 | |
| 仕掛品 ××× 製造間接費××× 製造間接費 500 |
|
※もしも、製造間接費勘定において
相手勘定科目が材料となっているものが二つ続いていたら
そのうち一つは棚卸減耗費の金額をかくことになる。
過去に出題されたの1級か2級の答案用紙に印刷されていました。
第何回だったのかは確認中です。
このような勘定を次のような図にすることもあります。
1.費目別勘定を設ける方法
| 材 料 500 |
| 仕掛品 ××× 製造間接費 ×× 棚卸減耗費 500 |
2.経費勘定を統制勘定として設ける方法
| 材 料 500 |
| 仕掛品 ××× 製造間接費 ×× 経 費 500 |
3.費目別勘定も経費勘定を統制勘定としても用いない方法
(この場合、製造間接費勘定を統制勘定として用います。)
| 材 料 ××× 材 料 500 |
| 仕掛品 ××× 製造間接費 ×× 製造間接費 500 |
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