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商業簿記では、商品を仕入れたり、売ったりという
企業の外部との取引の記録をしているわけですが、
工業簿記では、企業の外部との取引だけでなく、
企業内部で行っている製造活動の記録もします。
これが、工業簿記の商業簿記との違いになります。
製品を作るためには、材料を消費し、労働力を使います。
そのほかに電気代がかかりますし、
機械などの減価償却も行っていることから減価償却費もかかるわけです。
このように製品を作るためにかかったものが製品の原価になります。
製品の原価は材料費、労務費、経費の3つに分けることができます。
材料費とは物品の消費によって生ずる原価をいいます。
労務費とは労働用役の消費によって生ずる原価をいいます。
経費とは材料費、労務費以外の原価をいいます。
例えば、ショートケーキを作るときに小麦粉やクリームやイチゴなどいろいろな材料を
使います。
また、ショートケーキを作る人の賃金もかかるでしょう。
それ以外に光熱費やいろいろなものの減価償却費がかかるわけです。
そういうものが原価になります。
このような原価は仕掛品という勘定に集計され、
それが完成すると製品勘定に振り替えられるのです。
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ラベル:簿記