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今回は先入先出法で、
「直接材料を工程の始点で投入する」場合についてです。
【例題】
当工場の原価データおよび生産データは次のとおりである。
完成品総合原価、完成品単位原価、月末仕掛品原価を
求めなさい。
月末仕掛品の評価は先入先出法による。
【原価データ】
月初仕掛品原価 直接材料費: 19,600円 加工費: 9,100円
当月製造費用 直接材料費:196,000円 加工費:245,000円
【生産データ】
月初仕掛品数量: 100個(進捗度40%)
当月投入数量 :1,000個
完成品数量 :900個
月末仕掛品数量: 200個(進捗度60%)
直接材料は工程の始点で投入する。
初めに図を描きます。
数量、月初仕掛品原価と当月製造費用を図に記入してみると
次のようになります。
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ここで「先入先出法」という言葉を思い出してください。
先入先出法というのは月初仕掛品が先に完成し、
次に当月に製造に着手したものが完成品と月末仕掛品に分かれる方法です。
そう考えると図には次のように金額を記入できるはずです。
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このように考えていくと、
直接材料費については当月に投入した直接材料費が
完成品原価部分と月末仕掛品原価に分かれる。
月初仕掛品原価と当月に投入して完成した部分の直接材料費が
合算されて当月の完成品原価になるということがわかります。
同様に、
加工費についても当月に加工した加工費が
完成品原価部分と月末仕掛品原価に分かれる。
月初仕掛品原価と当月に加工して完成した部分の加工費が
合算されて当月の完成品原価になるということがわかります。
計算によって分けなければならないのは、
月初仕掛品原価を除いた当月分だけだというわけです。
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直接材料費:196,000÷1,000=196(円)
加工費: 245,000÷ 980=250(円)
この単価に月末仕掛品の完成品換算量を掛けて
月末仕掛品原価を求めます。
月末仕掛品原価をひき算することにより、
直接材料費のうち当月に製造に着手した部分から完成したものの原価を計算できます。
加工費についても当月に加工した部分から完成したものの原価を計算できます。
この金額に月初仕掛品原価をたし算すれば完成品原価となるはずです。
ただし、上記のように計算しなくても月末仕掛品原価さえわかれば、
図の借方の合計額から月末仕掛品原価をひき算することにより、
完成品原価を求めることができるので、
通常はこの計算によります。
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【解答】
完成品総合原価
(19,600+196,000)−39,200=176,400(円)
(9,100+245,000)−30,000=224,100(円)
176,400+224,100=400,500(円)
完成品単位原価 400,500÷900=445(円)
月末仕掛品原価 39,200+30,000=69,200(円)
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