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前回までで、
当月製造費用を完成品原価と月末仕掛品原価に分ける考え方は
わかっていただけたと思います。
今回からは月初仕掛品がある場合について説明をします。
月初仕掛品があることのほうが普通だと思いますので、
通常の問題では月初仕掛品があることが前提で出題されるはずです。
月初仕掛品がある場合には、
平均法、先入先出法、後入先出法のどれかを用いて計算します。
(後入先出法は第122回検定から出題されないことになりました。)
そこで、今回は平均法の説明を書くことにします。
当工場の原価データおよび生産データは次のとおりである。
完成品総合原価、完成品単位原価、月末仕掛品原価を
求めなさい。
月末仕掛品の評価は平均法による。
【原価データ】
月初仕掛品原価 直接材料費: 47,000円 加工費: 30,000円
当月製造費用 直接材料費: 265,000円 加工費:180,000円
【生産データ】
完成品数量:1,100個 月末仕掛品数量:200個
なお、月末仕掛品の進捗度は50%であった。
また、直接材料は工程の始点で投入する。
【解説】
初めに図を描きます。
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次に、直接材料費と加工費の1個あたりの単価を求めます。
平均法の場合には、
「月初仕掛品は平均的に完成品と月末仕掛品に分かれる」と考えるので、
月初仕掛品の数量を意識しなくても金額だけ把握できれば計算ができます。
月初仕掛品の金額と当月製造費用の金額の合計額を
完成品数量と月末仕掛品換算量の合計でわり算します。
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直接材料費:(47,000+265,000)÷1,300=240(円)
加工費: (30,000+180,000)÷1,200=175(円)
この単価に月末仕掛品の完成品換算量を掛けて
月末仕掛品原価を求めます。
最後に、当月製造費用から月末仕掛品原価をひき算して
完成品総合原価を求め、
完成品総合原価を完成品数量でわり算して
完成品単位原価を求めます。
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【解答】
完成品総合原価 264,000+192,500=456,500(円)
完成品単位原価 456,500÷1,100=415(円)
月末仕掛品原価 48,000+17,500=65,500(円)
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