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個別原価計算と総合原価計算についての続きです。
個別原価計算と総合原価計算の原価の分類について説明します。
個別原価計算では原価は
材料費、労務費、経費に分ける分類(これを形態別分類といいます)と
直接費と間接費にわける分類(これを製品との関連における分類といいます)
とを合わせて、
3とおり×2とおりで6とおりに分類します。
直接労務費
直接経費
間接材料費
間接労務費
間接経費
の6とおりですね。
このうち、間接材料費、間接労務費、間接経費は一緒にして、
直接材料費
直接労務費
直接経費
製造間接費
とすることも多いようです。
これに対して、総合原価計算では、
原価を直接材料費と加工費に分類します。
前回の完成品原価と月末仕掛品原価の集計のところでは
何も説明しないで使ってしまいましたが・・・・・
そうすると個別原価計算での原価の分類は
総合原価計算では次のように分類されることになります。
(個別原価計算) (総合原価計算)
直接材料費 ⇒ 直接材料費
直接労務費 ⇒ 加工費
直接経費 ⇒ (ちょっと待っててね)
間接材料費 ⇒ 加工費
間接労務費 ⇒ 加工費
間接経費 ⇒ 加工費
直接経費は加工費の中に含めることもありますし、
直接材料費と同様に加工費に含めずに別に分類することもあります。
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