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本日は製造間接費の差異分析についてです。
製造間接費予算には変動予算と固定予算があります。
このうち、まず、変動予算について書いていきます。
簿記2級で出題される変動予算は公式法変動予算というものです。
製造間接費はその発生の仕方から固定費と変動費とに分類でき、
固定費と変動費の関係を認めた予算の方法が変動予算ということです。
固定費は操業度の変化に関係なく発生し、
変動費は操業度に比例的に発生するとして考えているのが公式法変動予算になります。
公式法変動予算の図を見ましょう!
あまりきれいではありませんが・・・・(3日もかけたのに・・・)←心の声
「う〜ん、これは課題ですね、私の。」
まあ、しばらくはこのへたな図と付き合ってください!
下の方に固定費があります。
この固定費は直接作業時間が何時間でも変わりません。
その上に変動費がありますが、変動費は直接作業時間に比例して発生しています。
年間の基準操業度を96,000直接作業時間だとします。
年間の固定費が6,912,000円
変動費が1時間あたり40円
だとしましょう!
原価計算期間は通常1ヶ月なので、
差異分析には月間の数字を用います!
月間の基準操業度は 96,000時間÷12=8,000時間
基準操業度あたりの製造間接費の予算額は
(40円×8,000時間)+(6,912,000円÷12ヶ月)=896,000円
となります。
上の図の一番右側の8,000時間の上まで赤い斜めの線が書いてありますが、
その終わりの金額が896,000円となります。
変動予算の場合には、実際の直接作業時間が大きくても小さくてもそれに合わせて
予算が動くことになりますので、赤い斜めの線が予算をあらわす線になります。
当月の実際直接作業時間が7,600時間だったとしましょう!
そうすると、そのときの原価の金額が縦の黒い線であらわされます。
製造間接費の差異分析の図では、原価の金額が線の長さであらわされるのです。
黒の縦の線は@のところまで書かれていますが、この長さが実際発生額です。
@のところにはこの金額を記入します。
そして、黒の縦の線は途中で赤い線と交わっています。
Aのところですね!
赤い線は時間に対する製造間接費の予算の金額を示します。
実際直接作業時間7,600時間に対して
「ここまでは原価が発生してもいいよ」
ということを示しているので、
Aの交点は実際直接作業時間に対する予算許容額と呼びます。
この予算許容額は直接作業時間に応じて大きくなったり、小さくなったりします。
Aの実際直接作業時間に対する予算許容額から、
@の実際発生額までのはみ出している長さが、無駄遣いをした金額です。
この原価管理活動の良否(つまり、無駄遣いがどれだけあったか、または節約できたか
どうか)をあらわす部分を予算差異といいます。
金額は@の実際発生額が924,000円だとしましょう!
Aが分かれば引き算で求められます。
Aの金額の計算は次のようにします。
固定費の金額=6,912,000円÷12ヶ月=576,000円
変動費の金額=40円×7,600時間=304,000円
Aの金額=576,000円+304,000円=880,000円
予算差異の金額は
実際発生額−予算許容額で計算する場合にはプラスだと借方差異
予算許容額−実際発生額で計算する場合にはマイナスだと借方差異
となります。
(どちらか一方の計算で、借方差異になるのがプラスなのかマイナスなのか覚える!)
この問題の場合には44,000円の借方差異となります。
無駄遣いが44,000円生じていたのです。
差異分析の図を描くときの注意点です。
●実際の操業度が基準操業度よりも大きくても左側に時間数を書く!
つまり、たとえ10,000時間であったとしても、
7,600時間の場所に10,000時間と記入します。
●実際発生額が予算許容額よりも小さくても必ず上につき抜けるように縦の線を引く!
もともと、大きいかどうかは計算してみないとわかりませんしね。
いつも同じ図になります!
本日も「簿記2級 工業簿記の考え方」をご覧いただきましてありがとうございます。
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