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本日は製造間接費配賦差異勘定についての続きです。
製造間接費勘定の借方と貸方の差額で製造間接費配賦差異が把握されます。
借方と貸方のどちらが大きくなるのかは問題によって異なるわけですから、
仕訳を暗記しようとせずに、
製造間接費勘定を作ってみて、
借方に記入する実際発生額と貸方に記入する予定配賦額を比べてみることが必要です。
そして、この製造間接費配賦差異勘定に記入された金額がどこに振り替えられるのか
ということが本日の話です。
売上原価勘定に振り替えられます。
原価差異(簿記2級で出題される原価差異)は、売上原価に振り替えられます。
(1)製造間接費配賦差異が借方差異である場合
製造間接費配賦差異 | |
72,800 | 売上原価72,800 |
売上原価 | |
製 品 ××× 差 異 72,800 |
(2)製造間接費配賦差異が貸方差異である場合
製造間接費配賦差異 | |
売上原価64,000 | 64,000 |
売上原価 | |
製 品 ××× |
差 異 64,000 |
★★★製造間接費配賦差異以外の簿記2級で出てくる原価差異も売上原価に振り替え
ることになります。
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