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ご紹介ください!
今回は実際材料費の計算において、
材料の消費単価に予定単価を用いる方法です。
実際材料費の計算は次の計算式で表せます。
1.実際材料費=実際消費単価×実際消費量
2.実際材料費=予定消費単価×実際消費量
実際原価(実際材料費)というのは、消費量が実際消費量によるものをいいます。
消費単価は予定消費単価であっても、
消費量が実際消費量によっていると実際材料費(実際原価)という分類に属します。
次の問題を見てください!
当工場では、実際材料費の計算において材料の消費量には継続記録法を採用し、
材料の消費単価に予定単価を利用している。
以下の資料によって、必要な仕訳を書きなさい。
(資料)
(1)材料の予定単価 200円
材料の実際単価 210円
(2)月初在庫量 0個
当月購入量 260個
当月消費量 180個
(製品Aと製品Bの製造のためのもの 140個、修繕のためのもの40個)
月末在庫量 80個
仕訳をすると次のような仕訳になります。
| (借) | 仕掛品 | 28,000 | (貸) | 材 料 | 36,000 | ||||||
| 製造間接費 | 8,000 | ||||||||||
| (借) | 材料消費価格差異 | 1,800 | (貸) | 材 料 | 1,800 | ||||||
製造間接費の金額=200×40=8,000(円)
材料消費価格差異の金額(210−200)×180=1,800(円)
※(1)
上の計算のように材料の実際単価から材料の予定単価を引き算して
(実際単価−予定単価)×実際消費量
=(210−200)×180=+1,800(円)
のように計算したときにプラス(+)になれば
材料消費価格差異の借方に記入し、
借方差異(不利差異)といいます。
逆に、マイナスになれば貸方に記入し、貸方差異(有利差異)といいます。
(2)
これをテキストによっては、
材料の予定単価から材料の実際単価を引き算して
(予定単価−実際単価)×実際消費量
=(200−210)×180=−1,800(円)
のように計算したときにマイナス(−)になれば
材料消費価格差異の借方に記入し、
借方差異(不利差異)というと説明し、
逆に、プラスになれば貸方に記入し、貸方差異(有利差異)という、
としているものもあります。
要は、
「( )の中の実際単価と予定単価の順番を常に決めておいて、
プラスになるかマイナスになるかで覚えておくと問題を解くときに役立つ」
ということです。
どちらにするかはお持ちのテキストに従ってください!
上の仕訳を勘定に記入すると次のようになります。
| 材 料 | |
|
当月仕入高54,600 |
仕掛品 28,000 製造間接費8,000 材料消費価格差異1,800 次月繰越 16,800 |
| 仕掛品 | |
| 材 料 28,000 | |
| 材料消費価格差異 | |
| 材 料 1,800 | |
| 製造間接費 | |
| 材 料 8,000 | |
材料勘定の当月仕入高の金額=210×260=54,600(円)
材料勘定の次月繰越の金額=210×80=16,800(円)
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