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2009年03月16日

製造間接費の配賦

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「簿記2級 工業簿記の考え方」を読んでいただきたい

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たちばなん の 「簿記2級 工業簿記の考え方」を

ご紹介ください!

 

甲と乙の二つの製品を製造している場合の

それぞれの製品の原価を計算しています。

直接費はどの製品を作るためにかかった原価かが把握できるので、

その製品の原価として集計していけばいいのです。

ところが間接費はそうはいきません。

どの製品を作るかがわからないからこそ間接費なのです。

前回の資料をもう一度確認します。 (資料)

材料について

  1. 甲製品を製造するために材料6,000円を庫出した。

  2. 乙製品を製造するために材料7,000円を庫出した。

  3. 修繕のために材料4,000円を庫出した。

賃金について

(話を簡単にするために工場の事務職員に対する給料はなかったとする。)

  1. 甲製品を製造するためにかかった賃金は9,000円だった。

  2. 乙製品を製造するためにかかった賃金は8,000円だった。

  3. 修繕のためにかかった賃金は3,000円だった。

経費について

当月分の経費は外注加工賃が甲製品分として2,000円、

その他、間接経費が5,000円だった。

なお、当工場は当月より操業を開始した。

 

ここから甲製品と乙製品の原価の計算をしていたわけです。

製品別原価計算表
甲製品 乙製品 合 計
直接材料費 6,000 7,000 13,000
直接労務費 9,000 8,000 17,000
外注加工賃 2,000 2,000
製造間接費     12,000
合  計     44,000

 

製造間接費は甲製品の分と乙製品の分に分かれていないので、

甲製品と乙製品の原価の総額はわかりますが、

甲製品と乙製品のそれぞれの原価がいくらかはわかりません。

 

そこで、製造間接費については何かの合理的な基準を見つけて

甲製品の分と乙製品の分に

計算によって分けていくことになります。

この合理的な基準とはどのようなものをいうのかですが、

どちらの製品にも共通していて、

比例のような関係があって、

コストをかけずにその基準を使うことがができるものです。

 

このような基準の説明については後回しにして、

何かの基準で計算によって

甲製品の分の製造間接費と乙製品の分の製造間接費に分けることができたとします。

ここでは甲製品の分が7,000円、乙製品の分が5,000円だったとしましょう。

製品別の原価計算表は次のようになります。

製品別原価計算表
甲製品 乙製品 合 計
直接材料費 6,000 7,000 13,000
直接労務費 9,000 8,000 17,000
外注加工賃 2,000 2,000
製造間接費 7,000 5,000 12,000
合  計 24,000 20,000 44,000

 

 

製造間接費の金額を何らかの基準で計算によって

それぞれの製品の分の原価に分けることを製造間接費の配賦といいます。

 

これで甲製品の原価と乙製品の原価がいくらなのかを計算することができました。

このように作られた製品別原価計算表ですが、

実はこれは仕掛品勘定の補助元帳※になります。

製品別原価計算表から見ると仕掛品勘定は統制勘定※ということになります。

※統制勘定と補助元帳の関係は経費の処理Tをご覧ください。

 

たとえば、商業簿記では、

売掛金の増減が補助元帳である得意先元帳に記入されると

仕訳によって統制勘定である売掛金勘定にも記入されることになります。

工業簿記でもまったく同様に、

補助元帳である原価計算表に原価が記入されると

仕訳によって統制勘定である仕掛品勘定にも記入されることになります。

 

その仕訳をすると次のようになります。

(借)  仕掛品   12,000  (貸)  製造間接費   12,000 

 

この仕訳をさせるときに、問題によっては、

「製造間接費を製品に配賦した。」と書いてあることがあります。

このような書き方をされると貸方の勘定科目を

間違えて製品勘定にしてしまうことがあるようです。

 

こうやって仕訳してはいけない!

(借)  仕掛品   12,000  (貸)  製  品   12,000 

 

「製品に配賦した」というのは、

「製品ごとに分けて原価計算表に書き込んだ。」と読んでください。

配賦というのはそういう意味だったはずです。

 

(借)  仕掛品   12,000  (貸)  製  品   12,000 

 

こちらが正しい!

(借)  仕掛品   12,000  (貸)  製造間接費   12,000 

 

 

上の仕訳を勘定に記入すると次のようになります。

製造間接費
材 料 4,000
賃 金 3,000
諸勘定 5,000
仕掛品 12,000
 
 
 仕掛品 
材 料 13,000
賃 金 17,000
買掛金 2,000
製造間接費  .
12,000
 

 

また、これは次のような図にすることもあります。

製造間接費
材 料 4,000
賃 金 3,000
諸勘定 5,000
仕掛品  12,000

仕掛品
材 料 13,000
賃 金 17,000
買掛金 2,000
製造間接費  .
12,000
 

 

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posted by たちばなん at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 簿記2級 工業簿記の勘定の流れ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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