何かの原因で製造過程で不合格品が発生することがあります。
このような不合格品を仕損といいます。
また、製造過程で
原材料の一部が蒸発したり、ガス化したり、煙化したりすることを
減損といいます。
仕損や減損が生じていても、
仕損や減損を把握するまでは原価がかかっているため、
その原価をどのように処理するかを考えなくてはなりません。
仕損と減損の違いですが、
仕損はモノが残っているのに対して、
減損はモノが残っていないということにあります。
モノが残っていれば経済的な価値がある場合もあります。
仕損分の原価の金額は仕損品の価値を差し引いて計算することになります。
仕損品に価値がない場合と減損の計算は同じ計算になります。
また、仕損や減損は
その原因が正常なものと異常なものとに分けることができます。
正常なものは正常仕損、正常減損
異常なものは異常仕損、異常減損
といいます。